タイラバのリールは、海底まで落としたラバージグを一定速度で巻き上げ、真鯛のアタリを捉えるための専用性の高い両軸リールです。船からの真鯛狙いでは100〜200番クラスが基準となり、等速巻きのしやすさとフォールカウンター機能が釣果を左右する重要な要素になります。
タイラバのリールは、鉛やタングステンのヘッドにネクタイとスカートを組み合わせた仕掛けを海底まで落とし、そこから一定のスピードで巻き上げて真鯛を誘うために使う道具です。この釣りでは「等速巻き」と呼ばれる、ムラのない一定速度での巻き上げが基本になるため、巻き心地の安定した両軸リールが主役になります。
船からの真鯛狙いでは、両軸100〜200番クラスが標準的な選択肢です。番手が小さいものは軽量で手返しがよく、繊細なアタリを取りやすいのが特徴です。一方で番手が大きめのものは、水深のあるポイントや潮の速い海域で重めのヘッドを使う際に、ラインの巻き取り量とパワーに余裕が出ます。狙う水深と使うヘッドの重さを基準に選ぶと失敗が少なくなります。
タイラバ用リールを選ぶうえで大きなポイントになるのが、カウンター機能の有無です。オシアコンクエストCTやバルケッタ、バルケッタ BB、マックスDLCといったモデルはデジタルカウンターを備え、仕掛けが今どの水深にあるかを数字で把握できます。真鯛は日によってヒットする層(タナ)が変わるため、アタリが出た水深を正確に覚えておき、同じレンジを繰り返し狙えるカウンター付きは効率的です。カウンターを持たないオシアコンクエストのようなモデルは、巻き心地の良さや剛性を重視する釣り人に選ばれています。
ギア比も使い分けの要素です。ローギアは低速でも巻き上げトルクがあり、重いヘッドや深場でもゆっくり丁寧に等速巻きを続けやすいのが利点です。ハイギアは手返しが速く、手返し重視や浅場でのテンポよい探りに向きます。等速巻きの安定性を最優先するなら、まずは扱いやすいギア比を基準に、自分の巻きスピードの感覚に合うものを選ぶとよいでしょう。
巻き心地とドラグ性能も見逃せません。真鯛は独特の三段引きと呼ばれる強い引きを見せるため、食い込みの瞬間に滑らかに効くドラグが求められます。硬く締めすぎるとフッキングが浅くなり口切れの原因になるため、しなやかに追従するドラグ調整が釣果を左右します。ハンドルの長さや持ちやすさも、長時間の等速巻きの疲労に直結するため、実際に手にしたときのフィーリングを大切にしたい部分です。
はじめてタイラバに挑戦するなら、扱いやすい番手でカウンター付きのモデルを一台選んでおくと、タナ管理を覚えながら基本を身につけやすくなります。釣行を重ねて狙う海域や水深が定まってきたら、深場対応の番手やギア比の異なるモデルを追加し、状況に応じて使い分けていくのが上達への近道です。
※必要スペックはフィールドや環境に応じて変動するため、目安としてご確認ください。
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